1. 玉緑茶50g

玉緑茶は日本では珍しいお茶です。
日本人でも知らない人が多く、日本国内(九州を除く)でもなかなか手に入らないお茶です。一般的にお茶といえば、「煎茶」を想像する人が日本では多いです。
しかし、ここ長崎では、玉緑茶が「お茶」なのです。
それほど長崎では玉緑茶が一般的です。
玉緑茶は、勾玉のように丸まった茶葉が特徴です。煎茶の特徴である針状とは異なる葉の形をしていることがわかります。玉緑茶は、針状に加工する煎茶が発明される以前から存在し、煎茶の原点なのです。
玉緑茶は、鮮やかな新緑の色と爽やかな香りが特徴の緑茶です。深蒸しのため、茶液の色はより鮮やかな緑色をしています。味わいは、よりうま味(香味)が強く、爽やかな草の香りがします。春の訪れを感じさせる逸品です。
この玉緑茶は、地元長崎の多くの生産者の長年の努力の賜物です。
見た目も香りも味も楽しい玉緑茶。五感でお楽しみくださいね。
2. 白折(しらおれ)50g

白折(しらおれ)とは、茎茶のことです。
茎茶にはさまざまな呼び名があり、 「茎茶」「かりがね」「しらおれ」「棒茶」といろいろな名前がついています。それぞれの呼び名の意味は微妙に違いますが、どれも根本的には茎茶を意味しています。(違いは、茎の違う部位を選別したものや、ベースとなる茶種が異なることに由来します。)
仕上げ加工をされる前の茶葉は「荒茶(あらちゃ)」と呼ばれ、荒茶のままで流通することは殆どありません。市場で流通している荒茶のほぼ全ては、仕上げ加工(選別・ブレンド・火入れ)を通過し、多くの場合、香りを引き出すために火入れされます。お茶の選別工程では、荒茶は主に葉の部分と茎の部分に選別されます。
葉の部分が通常の「茶葉」として販売され、茎の部分が「茎茶」になります。茎茶は基本的には「茶葉」を作る際の副産物ですが、美味しい飲みやすいお茶で、丸みを帯びたマイルドな風味があり、カフェインも低めです。
こちらの茎茶・白折は、玉緑茶から選別された茶葉です。
玉緑茶は、かぶせ煎茶や抹茶、玉露のように生産の過程で被覆されたお茶です。被覆期間が他の被覆茶(かぶせ煎茶や抹茶など)に比べて短いため、玉緑茶は被覆茶の範疇には入っていません。しかし結果として得られる玉緑茶の茶葉には豊かなうま味があります。
茎の部分にももちろんうま味が含まれているので、白折も爽やかな緑の香りと爽やかな草の香りがして、うま味がたっぷりと感じられるお茶です。
3. 棒ほうじ茶 50g

棒ほうじ茶もちょっと珍しいお茶です。(珍しいお茶をご紹介するのは楽しいですね!)
ご存知かもしれませんが、ほうじ茶の原料は煎茶です。
通常、ほうじ茶は煎茶を焙煎して作られます。
しかし「棒ほうじ茶」は茎茶を焙煎したもので、しかもこちらで紹介している棒ほうじ茶は玉緑茶の茎(白折)焙煎したものです。
棒も茎を意味する言葉なので、ほうじ茶は茎を焙煎したお茶ということになります。
上記で白折について説明しましたが、玉緑茶の茎にはうま味が豊富に含まれていますが、このうま味はもちろんこの棒ほうじ茶にもたくさん含まれます。
このうま味は、茶葉に含まれるアミノ酸に由来しています。焙煎後にアミノ酸が変化することで、花のような香りがします。
棒ほうじ茶を飲み終わったら、空になった茶碗の底の香りを嗅いでみてください。
花の蜜のような香りをお楽しみいただけますよ。
4. 抹茶10g

まずはじめにこの抹茶は、特別な抹茶です。
ご存知の方も多いと思いますが、抹茶は世界的に有名になりました。
抹茶の歴史は古く、今から800年以上前に日本に伝えられました。
11世紀に栄西という僧侶が日本に茶の種と抹茶の飲み方を持ち込んだのが始まりでした。
その後、抹茶は日本各地に広まっていきました。
実はあまり知られていないのですが、日本最古の茶畑は長崎県平戸にあります。
中国から帰国した栄西が長崎に帰り着き、しばらく滞在していた富春庵という禅庵のとなりに持ち帰ったお茶のタネを植えたのです。
その後、栄西は京都に移動し、栂尾の高山寺にも茶のタネを植えました。そして栄西は、「喫茶養生記」というお茶の本を著し、日本茶の始祖となりました。
そしてその後、長崎からは数世紀の間、抹茶の生産は消えてしまいました。
長崎で抹茶が最初に紹介されてから約800年後、現在の世界的な抹茶への関心の高まりもあり、長崎の4人の若い茶農家が2018年に集まり、長崎で抹茶の生産を開始(再スタート)しました。
この挑戦はまだ始まったばかりです。
そしてここでご紹介している抹茶はこの四人の茶農家が作ったシングルオリジン(ノンブレンド)の長崎産の抹茶です。(通常流通している抹茶は品種や収穫時期によってブレンドされています)。
この抹茶は、「さえみどり」という品種の単一産地の抹茶です。 さえみどりは新緑の葉が鮮やかで、濃厚なうま味を含んでいます。
この抹茶は、新緑の色にまろやかな苦味とうま味があり、香りは玉緑茶に少し似ています。
まさに長崎茶の特徴を持った抹茶です。
ご存知の方も多いと思いますが、抹茶文化の中心地は、かつての都・京都であることには変わりありません。しかし日本最古の抹茶の産地でありながら、抹茶づくりへの挑戦が再び始まったばかりの長崎の抹茶。
若い茶人たちのこれからを楽しみにしています。
5. 和紅茶 50g

和紅茶は日本の紅茶です。
海外では、紅茶に砂糖やミルクを入れたり、レモンを入れたりして飲むのが一般的ですが、和紅茶は砂糖やミルク、レモンを入れずにそのままストレートで飲むことができます。
紅茶の生産量が最も多いのは、赤道に近い地域で、茶葉に強い日差しを受け、茶の木はより多くのカテキン(渋み成分)を生成するようになり、その結果、砂糖やミルクとよく混ざる渋みや、時には苦みのある味になります。
また、茶の木の品種は、多くの紅茶は アッサム種 (インド種) のチャノキから生産されますが、和紅茶は、シネンシス (中国酒) チャノキから生産されています。基本的にアッサミカ種から作る紅茶は、より渋みが強いお茶になります。
インド、スリランカ、アフリカの紅茶を飲み慣れている方には、和紅茶は紅茶の固定概念を打ち破ることでしょう。
この和紅茶は、日本で最も一般的な品種である「やぶきた」を使用しています。 この和紅茶は玉緑茶の工場で生産されています。
そのため、葉の形は玉緑茶に似ていて、勾玉のようにカールした形をしています。
この和紅茶の特徴はなんといっても香りです。 蘭のような花の香りがします。味わいは、口の中に流れ込んだ時になめらかで軽いながらも心地よい苦みがあり、その後に甘みが出てきます。
紅茶は水の硬度によって水色が変化します。 水の硬度が色や味に与える影響を見るために、いろいろな水で淹れてみるのも面白いですね。
6. 玉緑茶 (農林水産大臣賞受賞) :10g

この玉緑茶は、2020年に開催されるお茶の品評会で優勝したお茶です。
この品評会は「全国茶品評会」と呼ばれ、日本茶業界でもっとも栄誉ある品評会です。その品評会に置いて、この玉緑茶は「日本農林水産大臣賞」を受賞しました。
品評会に出品するためだけに栽培された特別な茶畑で育てられ、葉の上部の繊細な部分(「一心二葉」=1芽+2葉)だけを収穫し、品評会のためだけに使われるの小さな製茶工場で加工されています。
選りすぐりの茶葉だけを使用しているため、葉は本当に細かくて小さいです。
茶葉の色は濃い緑色ですが光沢があり、葉の大きさもかなり均一です。
淹れ方は、熱湯(100℃)ではなく、ぬるま湯(60〜70℃)で1分ほど煎じてください。
できれば軟水で淹れてください。
うまみのある味の露を楽しむことができ、なめらかな苦みが口の中全体に広がります。何度でも淹れられます。
公式には、同じ茶葉から3回以上淹れても良いとされていますが、このお茶はそれ以上の回数を淹れることができます。
(自分の場合は、5煎くらいは飲んでいます。)
日本茶をもっと知りたいというお茶好きの方には特にお勧めです。
このお茶があなたの日本茶の指標になると思います。







